Victory In New Jerseyを翻訳してみた
2013年5月13日 TCG全般 コメント (1)個人的に興味があったため翻訳してみたけど直訳バリバリなので・・・
にしてもせめてあと二日くらい前にあげるべきだったな。
ニュージャージーでの勝利 by Chris Vanmeter
「少年は戻ってきては上手くやり遂げたんだ!」
先週末、私はニュージャージーのサマーセットで行われたStarCityGames.com Standard Openで優勝した。
そこに至るまでに、スイスラウンドの大事なところでOsyp Lebedowitzを、準々決勝でMax Tietzeを、そして決勝でOwen Turtenwaldを倒したが、それらですらこの週末のベストの瞬間ではなかったんだ!
きっちりデッキを調整できていたからこそ優勝できたんだ。
紳士淑女の皆様、私をこのショーに導いてくれたスターを紹介しましょう。G/B/W Reanimatorです!
ざわ・・・ざわ・・・
あれ? 拍手は?
G/B/W Reanimatorはみんな知ってるよね。
これは以前の環境ではベストなデッキだった、そして今も変わってない。
新しい道具を手に入れ、天敵がメタゲームから押し出され(《スフィンクスの啓示/Sphinx’s Revelation》だね)、ほかのデッキが手に入れたものはこちらに対しては役に立たない(Jundの《狂気の種父/Sire of Insanity》とか)。
(《酸のスライム/Acidic Slime》の時代は)いつくるの?今でしょ!
これがBrian Braun-Duinと私がSCGNJで使ったリストだ。
メイン
3《酸のスライム/Acidic Slime》
3《静穏の天使/Angel of Serenity》
4《東屋のエルフ/Arbor Elf》
4《アヴァシンの巡礼者/Avacyn’s Pilgrim》
3《悪鬼の狩人/Fiend Hunter》
4《修復の天使/Restoration Angel》
2《罪の収集者/Sin Collector》
3《スラーグ牙/Thragtusk》
4《忌まわしい発掘/Grisly Salvage》
3《根囲い/Mulch》
4《堀葬の儀式/Unburial Rites》
4《森/Forest》
2《魂の洞窟/Cavern of Souls》
2《神無き祭殿/Godless Shrine》
3《孤立した礼拝堂/Isolated Chapel》
4《草むした墓/Overgrown Tomb》
2《陽花弁の木立ち/Sunpetal Grove》
4《寺院の庭/Temple Garden》
2《森林の墓地/Woodland Cemetery》
サイド
1《酸のスライム/Acidic Slime》
2《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》
1《罪の収集者/Sin Collector》
1《スラーグ牙/Thragtusk》
3《復活の声/Voice of Resurgence》
2《突然の衰微/Abrupt Decay》
2《幽霊議員オブゼダート/Obzedat, Ghost Council》
2《情け知らずのガラク/Garruk Relentless》
1《血統の切断/Sever the Bloodline》
・消えた常連たち
繰り返しになるが、《酸のスライム/Acidic Slime》はまだ必要だと思ったためこうなった。
インターネット上には《狂気の種父/Sire of Insanity》入りJundや少し毛色の違う《ワームの到来/Advent of the Wurm》入りデッキが数多くあった。
《酸のスライム/Acidic Slime》はそういった戦略に対して非常にマッチするし、ミラーを制するのにも必要だ。
《未練ある魂/Lingering Souls》は環境にあってないかな。
1/1を並べると《忌むべき者のかがり火/Bonfire of the Damned》のいい的になるし、ワイリー・コヨーテがロード・ランナーを捕まえるのと同じように、5/5トランプルのワームをチャンプするというのもいただけない。
ビー!ビー!
《未練ある魂/Lingering Souls》が本当に必要なのはコントロールを相手にした時だ、U/W/R Flashには結局サイドアウトするけどね。
《未練ある魂/Lingering Souls》はG/B/W Reanimatorの固定パーツみたいになってたけど、ベンチでゆっくりしていってもらうのが最適だと感じた。
《情け知らずのガラク/Garruk Relentless》も大好きだけど受けが狭すぎるため、彼にはサイドに戻ってもらうことになった。
《情け知らずのガラク/Garruk Relentless》と《未練ある魂/Lingering Souls》がいなくなったので、《ガヴォニーの居住区/Gavony Township》の価値がほぼなくなった。まだマナクリは8体いるけど。
ドラゴンの迷路で追加された二つのスペルにより《魂の洞窟/Cavern of Souls》はその地位を不動のものにした。
4枚目の《スラーグ牙/Thragtusk》はサイドに残ってるけど、《セレズニアの声、トロスターニ/Trostani, Selesnya’s Voice》は《炎樹族の使者/Burning-Tree Emissary》デッキに対しての即効性やサイドカードを見越して《復活の声/Voice of Resurgence》になった。
・素晴らしい追加戦力
サイドに《復活の声/Voice of Resurgence》を使うことを決めたのは、コントロール(U/W/R FlashやEsper)にもアグロ(《炎樹族の使者/Burning-Tree Emissary》デッキ)にも戦えるからだ。
《熟慮/Think Twice》、《アゾリウスの魔除け/Azorius Charm》、そして《修復の天使/Restoration Angel》に対して素晴らしく、またアグロに対してもいい仕事をする。
《炎樹族の使者/Burning-Tree Emissary》、《ラクドスの哄笑者/Rakdos Cackler》、《流城の貴族/Stromkirk Noble》、《実験体/Experiment One》などと相打ちになりつつ、他のクリーチャーとも交換できるヤツを残してくれるんだからそりゃ強いわ。
《復活の声/Voice of Resurgence》は《至高の評決/Supreme Verdict》/《スフィンクスの啓示/Sphinx’s Revelation》デッキにも強いけど、もう1枚の新カードのほうがより良い働きをしてくれるね。
《罪の収集者/Sin Collector》はマジでやり手だ。長い間、G/B/W Reanimatorが欲していたものだし、人間ってのが完璧にフィットしてる。
2/1というサイズで殴りつつ手札から最良のインスタント/ソーサリーを抜き取り、手札を丸裸にしてそれらが飛んでこないことを確認しながらプレイできるわけだ。
しかも《罪の収集者/Sin Collector》はカーブにばっちり合ってる。
1ターン目《アヴァシンの巡礼者/Avacyn’s Pilgrim》か《東屋のエルフ/Arbor Elf》、2ターン目《罪の収集者/Sin Collector》とか素晴らしい。
先行ならJundやBantの《遥か見/Farseek》を打つ前に引っこ抜けて、且つ必要な情報まで手に入る。
あと《忌まわしい発掘/Grisly Salvage》からの動きもいい。
2ターン目《忌まわしい発掘/Grisly Salvage》からの3ターン目《罪の収集者/Sin Collector》をプレイするのはよく行われるだろう。
また人間という要素も《魂の洞窟/Cavern of Souls》によって活きてくるだろう。
1ターン目《魂の洞窟/Cavern of Souls》人間指定からの《アヴァシンの巡礼者/Avacyn’s Pilgrim》、2ターン目《罪の収集者/Sin Collector》って動きは厄介だろうね。
その後3ターン目に《修復の天使/Restoration Angel》で《罪の収集者/Sin Collector》ってのも非常にやりやすくなるのも良いね。
《罪の収集者/Sin Collector》と《復活の声/Voice of Resurgence》の両方に感動したわけだけど、特に《罪の収集者/Sin Collector》にはデッキの形を変えるだけの価値がある。
事実、彼のために4枚目の《修復の天使/Restoration Angel》を入れることにしたわけだし。
好きなだけスライム化させたり罪を収集することが出来るんだ、《修復の天使/Restoration Angel》を増やしたからね。
あとはアグロ耐性(不利なマッチだからね))を高めるために《悪鬼の狩人/Fiend Hunter》をメインに入れた。
《悪鬼の狩人/Fiend Hunter》はマッチによって最高となるが、そうじゃない場合は「あ~あ」となるカードだ。
たまに《未練ある魂/Lingering Souls》のトークンを食べて《修復の天使/Restoration Angel》を4体ブロックできなくしたりする。
私たちは《ワームの到来/Advent of the Wurm》を多くの人が使ってると仮定していて、そして想定していた程度の瞬速ワームの数だった。
当たったのはW/B/G Tokensの1回だけだったが。
それらのデッキに対して《悪鬼の狩人/Fiend Hunter》は最高だ。枚数は変えたほうが良いと思ってるけど。
《オリヴィア・ヴォルダーレン/Olivia Voldaren》は未だに脅威だ。
しかしいくつか彼女を攻撃する手段はある。
運がよければ《情け知らずのガラク/Garruk Relentless》と格闘出来るし、《悪鬼の狩人/Fiend Hunter》で一時しのぎは出来る。
けどやっぱり《血統の切断/Sever the Bloodline》が1番だ。
《血統の切断/Sever the Bloodline》はミラー、Naya Blitz、Aristocrats、そしてJundなどのミッドレンジデッキによく刺さる。
準決勝のU/W/R Geistに対しても《ボロスの反攻者/Boros Reckoner》と《クローン/Clone》対策として使ったくらいだ。
《血統の切断/Sever the Bloodline》を引きたいことが多いからもう1枚入れたいところだね。
・ここからどこへ向かう?
G/B/W Reanimatorの未来はどうなっていくだろう?
《ガヴォニーの居住区/Gavony Township》を悪用するための《情け知らずのガラク/Garruk Relentless》や《未練ある魂/Lingering Souls》は抜けてしまい、《酸のスライム/Acidic Slime》によって対戦相手の土地をすべて破壊しつくすこともあるだろう(準々決勝でスライムの群れによって起こったワンシーンだ)
私はメタゲームが次の段階に移り変わるために少しチェンジするほうが良いように思う。しかし、変革するには相応の代償が伴う。
思い切って方向性を変えて《縞痕のヴァロルズ/Varolz, the Scar-Striped》と《復活の声/Voice of Resurgence》を使った粘り強いアグロデッキにするとか、《ロッテスのトロール/Lotleth Troll》と《孔蹄のビヒモス/Craterhoof Behemoth》のようなもっとコンボに寄せて構築するというのもあるかもしれない。
どちらにしても《未練ある魂/Lingering Souls》は必要なようにも見えるが、結局いらなくなるんじゃないかな。
来週にG/B/W Reanimatorを持っていくために準備をしよう。
《忌むべき者のかがり火/Bonfire of the Damned》や《オリヴィア・ヴォルダーレン/Olivia Voldaren》などを擁するジャンドが首を狙っているだろう。
《地の封印/Ground Seal》はメインに入る続けるだろうし、サイドからも追加されるだろう。
しかし、良いサイドプランがあれば、G/B/W Reanimatorはしっかり適応することが出来る。
もっとも大事なのは、サイドプランは何かを理解し、正しく実行すること。(ここにChrisの詳しい解説があるよ。http://www.starcitygames.com/article/26088_Four-Steps-To-An-Effective-Sideboard.html)
メタによって変わるであろうところは《悪鬼の狩人/Fiend Hunter》、《罪の収集者/Sin Collector》、《スラーグ牙/Thragtusk》、《復活の声/Voice of Resurgence》だろう。
《死橋の詠唱/Deadbridge Chant》はG/B/W Reanimatorに居場所を見つけるかもしれないが、その枠が見つけられない。
来週のシャーロットで私の対戦相手はスライムまみれになるだろうね。
誰がサポートとして出るかまだ決まってないけど、「Slime of the Show」は誰かはみんな知ってるだろ?
・スタンダードはG/B/W Reanimatorだけじゃない。え、そうなの?
先週末を思い返してみる。BBDと私は違うデッキを調整してた。BBDは《信仰無き物あさり/Faithless Looting》と《狂気の種父/Sire of Insanity》入り4Color Reanimatorを、私は準決勝で倒した相手であるWilliam Eadsのデッキと同系統のU/W/R Geistを。
もっとも私のは《ラル・ザレック/Ral Zarek》ではなく、《戦導者オレリア/Aurelia, the Warleader》や《雷口のヘルカイト/Thundermaw Hellkite》が《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft》と一緒に殴るような、よりアグレッシブな感じにしてだ。
また《変化/点火/Turn/Burn》じゃなく《戦導者のらせん/Warleader’s Helix》にしてたけど、これは間違いだった。
《戦導者のらせん/Warleader’s Helix》は良いカードだけど、《変化/点火/Turn/Burn》は無視できないほど魅力的だ。
アタッカーを0/1にしながら他のクリーチャーを殺せる。
《スラーグ牙/Thragtusk》の「戦場を離れたとき」を消して点火できる。
除去をケアした《静穏の天使/Angel of Serenity》に対しても「戦場を離れたとき」を消してやると、素晴らしいクリーチャー達がもう一生戻ってこなくなるってのもあるね。
残念ながら、このデッキは《高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fells》、《スラーグ牙/Thragtusk》、《狂気の種父/Sire of Insanity》に弱い―BBDのデッキにはそれらが全部入ってたんだ。
ニュージャージーではそれらのカードがそこそこプレイされているだろうと思ったから、このデッキはあきらめた。
しかし、だからこそ《ラル・ザレック/Ral Zarek》に行き着いたWilliamのデッキは良さそうだね。
彼はダメージを通す後押しをしてくれるし、《稲妻/Lightning Bolt》も打て、マナブーストまで出来て、最終奥義まで行けばおそらくそのゲームは勝てるだろうね。
おそらくそのゲームは勝てる・・・彼は紛れもなくイゼットだな!
・面白いカードの相互作用と週末からのストーリー
1回戦目で《予想外の結果/Unexpected Results》デッキに当たった。
予想外なことに、1ゲーム目で3度目の《予想外の結果/Unexpected Results》をプレイされ、彼は《至高の評決/Supreme Verdict》(1枚使用後)か《終止/Terminate》(こちらも1枚使用後)を捲らないと死んでしまうといった状態だ。捲れたのは4枚目の《予想外の結果/Unexpected Results》で、私は「予想外です」とか言っちゃったり。
結局その4枚目で《至高の評決/Supreme Verdict》が捲れて彼は生き残ってしまった。
マッチはスライムのおかげで勝ったわけだけど、1ゲーム目は本当に面白かったね。
3回戦目はWBGトークンのナイスガイに当たった。3枚もの《未練ある魂/Lingering Souls》と《イニストラードの君主、ソリン/Sorin, Lord of Innistrad》が襲い掛かってきたが、《静穏の天使/Angel of Serenity》を連打して勝ったったったwwww
2ゲーム目は超エキサイティンなゲームだった、というのも初手が土地3、《悪鬼の狩人/Fiend Hunter》2、《修復の天使/Restoration Angel》2というハンドだった。
悪鬼達を次々狩っていき、スピリットとワームをリムーブしつくし、1/3の群れと《修復の天使/Restoration Angel》2体で殴りきった。
土地2、《忌まわしい発掘/Grisly Salvage》、《根囲い/Mulch》という最高なハンドをU/W/R Flash相手にキープして、それぞれ捲れたのが、スペル5枚、スペル4枚だった。
Esper Reanimator相手に1枚の《罪の収集者/Sin Collector》が4枚もカードを奪い去っていったよ。カメラの前でね!
最後は決勝でOwen相手に《狂気の種父/Sire of Insanity》で捨てさせてもらった《静穏の天使/Angel of Serenity》を事前に墓地にあった《堀葬の儀式/Unburial Rites》でリアニするという大役をやってのけた。
この記事のはじめに、この週末についての素晴らしいこと(に加えてこのトーナメントに優勝したこと)に言及したが、まだこれがベストではない。
土曜の朝に少年が駆け寄ってきて、満面の笑みで私のサイドボードの記事に対してお礼をしてくれた。彼が言うには、すっっっごく役に立ったし、最終的にいいサイドボードの作り方を学べた結果がこのデッキをプレイした理由だという。
彼にはあとで彼のプレイマットにCedric PhillipsとBrian Braun-Duinと一緒にサインをしてあげたよ。(少年は僕のファンだって言うからね)
また、日曜日の勝利のあと、Facebookで山のようにメッセージをもらった。
いくつかはあるトーナメントで私のデッキをプレイして簡単に勝てたことなどをレポートしてくれ、私の記事やデッキが助けになったことを感謝したいといったものもあった。
こういった相互作用にはコンテンツを作ることや大会の遠征する価値がある。
我々が人の役に立ったり、ゲームを楽しめる手助けになっていることが分かれば、プレーヤーとしてもライターとしても励みになる。
もしパジャマを着てても、他がみんなミスったらそれでもスタンダードオープンを勝てるってことを忘れないことだ。
だれも止めやしないさ。
原文:http://www.starcitygames.com/article/26132_Victory-In-New-Jersey.html
にしてもせめてあと二日くらい前にあげるべきだったな。
ニュージャージーでの勝利 by Chris Vanmeter
「少年は戻ってきては上手くやり遂げたんだ!」
先週末、私はニュージャージーのサマーセットで行われたStarCityGames.com Standard Openで優勝した。
そこに至るまでに、スイスラウンドの大事なところでOsyp Lebedowitzを、準々決勝でMax Tietzeを、そして決勝でOwen Turtenwaldを倒したが、それらですらこの週末のベストの瞬間ではなかったんだ!
きっちりデッキを調整できていたからこそ優勝できたんだ。
紳士淑女の皆様、私をこのショーに導いてくれたスターを紹介しましょう。G/B/W Reanimatorです!
ざわ・・・ざわ・・・
あれ? 拍手は?
G/B/W Reanimatorはみんな知ってるよね。
これは以前の環境ではベストなデッキだった、そして今も変わってない。
新しい道具を手に入れ、天敵がメタゲームから押し出され(《スフィンクスの啓示/Sphinx’s Revelation》だね)、ほかのデッキが手に入れたものはこちらに対しては役に立たない(Jundの《狂気の種父/Sire of Insanity》とか)。
(《酸のスライム/Acidic Slime》の時代は)いつくるの?今でしょ!
これがBrian Braun-Duinと私がSCGNJで使ったリストだ。
メイン
3《酸のスライム/Acidic Slime》
3《静穏の天使/Angel of Serenity》
4《東屋のエルフ/Arbor Elf》
4《アヴァシンの巡礼者/Avacyn’s Pilgrim》
3《悪鬼の狩人/Fiend Hunter》
4《修復の天使/Restoration Angel》
2《罪の収集者/Sin Collector》
3《スラーグ牙/Thragtusk》
4《忌まわしい発掘/Grisly Salvage》
3《根囲い/Mulch》
4《堀葬の儀式/Unburial Rites》
4《森/Forest》
2《魂の洞窟/Cavern of Souls》
2《神無き祭殿/Godless Shrine》
3《孤立した礼拝堂/Isolated Chapel》
4《草むした墓/Overgrown Tomb》
2《陽花弁の木立ち/Sunpetal Grove》
4《寺院の庭/Temple Garden》
2《森林の墓地/Woodland Cemetery》
サイド
1《酸のスライム/Acidic Slime》
2《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》
1《罪の収集者/Sin Collector》
1《スラーグ牙/Thragtusk》
3《復活の声/Voice of Resurgence》
2《突然の衰微/Abrupt Decay》
2《幽霊議員オブゼダート/Obzedat, Ghost Council》
2《情け知らずのガラク/Garruk Relentless》
1《血統の切断/Sever the Bloodline》
・消えた常連たち
繰り返しになるが、《酸のスライム/Acidic Slime》はまだ必要だと思ったためこうなった。
インターネット上には《狂気の種父/Sire of Insanity》入りJundや少し毛色の違う《ワームの到来/Advent of the Wurm》入りデッキが数多くあった。
《酸のスライム/Acidic Slime》はそういった戦略に対して非常にマッチするし、ミラーを制するのにも必要だ。
《未練ある魂/Lingering Souls》は環境にあってないかな。
1/1を並べると《忌むべき者のかがり火/Bonfire of the Damned》のいい的になるし、ワイリー・コヨーテがロード・ランナーを捕まえるのと同じように、5/5トランプルのワームをチャンプするというのもいただけない。
ビー!ビー!
《未練ある魂/Lingering Souls》が本当に必要なのはコントロールを相手にした時だ、U/W/R Flashには結局サイドアウトするけどね。
《未練ある魂/Lingering Souls》はG/B/W Reanimatorの固定パーツみたいになってたけど、ベンチでゆっくりしていってもらうのが最適だと感じた。
《情け知らずのガラク/Garruk Relentless》も大好きだけど受けが狭すぎるため、彼にはサイドに戻ってもらうことになった。
《情け知らずのガラク/Garruk Relentless》と《未練ある魂/Lingering Souls》がいなくなったので、《ガヴォニーの居住区/Gavony Township》の価値がほぼなくなった。まだマナクリは8体いるけど。
ドラゴンの迷路で追加された二つのスペルにより《魂の洞窟/Cavern of Souls》はその地位を不動のものにした。
4枚目の《スラーグ牙/Thragtusk》はサイドに残ってるけど、《セレズニアの声、トロスターニ/Trostani, Selesnya’s Voice》は《炎樹族の使者/Burning-Tree Emissary》デッキに対しての即効性やサイドカードを見越して《復活の声/Voice of Resurgence》になった。
・素晴らしい追加戦力
サイドに《復活の声/Voice of Resurgence》を使うことを決めたのは、コントロール(U/W/R FlashやEsper)にもアグロ(《炎樹族の使者/Burning-Tree Emissary》デッキ)にも戦えるからだ。
《熟慮/Think Twice》、《アゾリウスの魔除け/Azorius Charm》、そして《修復の天使/Restoration Angel》に対して素晴らしく、またアグロに対してもいい仕事をする。
《炎樹族の使者/Burning-Tree Emissary》、《ラクドスの哄笑者/Rakdos Cackler》、《流城の貴族/Stromkirk Noble》、《実験体/Experiment One》などと相打ちになりつつ、他のクリーチャーとも交換できるヤツを残してくれるんだからそりゃ強いわ。
《復活の声/Voice of Resurgence》は《至高の評決/Supreme Verdict》/《スフィンクスの啓示/Sphinx’s Revelation》デッキにも強いけど、もう1枚の新カードのほうがより良い働きをしてくれるね。
《罪の収集者/Sin Collector》はマジでやり手だ。長い間、G/B/W Reanimatorが欲していたものだし、人間ってのが完璧にフィットしてる。
2/1というサイズで殴りつつ手札から最良のインスタント/ソーサリーを抜き取り、手札を丸裸にしてそれらが飛んでこないことを確認しながらプレイできるわけだ。
しかも《罪の収集者/Sin Collector》はカーブにばっちり合ってる。
1ターン目《アヴァシンの巡礼者/Avacyn’s Pilgrim》か《東屋のエルフ/Arbor Elf》、2ターン目《罪の収集者/Sin Collector》とか素晴らしい。
先行ならJundやBantの《遥か見/Farseek》を打つ前に引っこ抜けて、且つ必要な情報まで手に入る。
あと《忌まわしい発掘/Grisly Salvage》からの動きもいい。
2ターン目《忌まわしい発掘/Grisly Salvage》からの3ターン目《罪の収集者/Sin Collector》をプレイするのはよく行われるだろう。
また人間という要素も《魂の洞窟/Cavern of Souls》によって活きてくるだろう。
1ターン目《魂の洞窟/Cavern of Souls》人間指定からの《アヴァシンの巡礼者/Avacyn’s Pilgrim》、2ターン目《罪の収集者/Sin Collector》って動きは厄介だろうね。
その後3ターン目に《修復の天使/Restoration Angel》で《罪の収集者/Sin Collector》ってのも非常にやりやすくなるのも良いね。
《罪の収集者/Sin Collector》と《復活の声/Voice of Resurgence》の両方に感動したわけだけど、特に《罪の収集者/Sin Collector》にはデッキの形を変えるだけの価値がある。
事実、彼のために4枚目の《修復の天使/Restoration Angel》を入れることにしたわけだし。
好きなだけスライム化させたり罪を収集することが出来るんだ、《修復の天使/Restoration Angel》を増やしたからね。
あとはアグロ耐性(不利なマッチだからね))を高めるために《悪鬼の狩人/Fiend Hunter》をメインに入れた。
《悪鬼の狩人/Fiend Hunter》はマッチによって最高となるが、そうじゃない場合は「あ~あ」となるカードだ。
たまに《未練ある魂/Lingering Souls》のトークンを食べて《修復の天使/Restoration Angel》を4体ブロックできなくしたりする。
私たちは《ワームの到来/Advent of the Wurm》を多くの人が使ってると仮定していて、そして想定していた程度の瞬速ワームの数だった。
当たったのはW/B/G Tokensの1回だけだったが。
それらのデッキに対して《悪鬼の狩人/Fiend Hunter》は最高だ。枚数は変えたほうが良いと思ってるけど。
《オリヴィア・ヴォルダーレン/Olivia Voldaren》は未だに脅威だ。
しかしいくつか彼女を攻撃する手段はある。
運がよければ《情け知らずのガラク/Garruk Relentless》と格闘出来るし、《悪鬼の狩人/Fiend Hunter》で一時しのぎは出来る。
けどやっぱり《血統の切断/Sever the Bloodline》が1番だ。
《血統の切断/Sever the Bloodline》はミラー、Naya Blitz、Aristocrats、そしてJundなどのミッドレンジデッキによく刺さる。
準決勝のU/W/R Geistに対しても《ボロスの反攻者/Boros Reckoner》と《クローン/Clone》対策として使ったくらいだ。
《血統の切断/Sever the Bloodline》を引きたいことが多いからもう1枚入れたいところだね。
・ここからどこへ向かう?
G/B/W Reanimatorの未来はどうなっていくだろう?
《ガヴォニーの居住区/Gavony Township》を悪用するための《情け知らずのガラク/Garruk Relentless》や《未練ある魂/Lingering Souls》は抜けてしまい、《酸のスライム/Acidic Slime》によって対戦相手の土地をすべて破壊しつくすこともあるだろう(準々決勝でスライムの群れによって起こったワンシーンだ)
私はメタゲームが次の段階に移り変わるために少しチェンジするほうが良いように思う。しかし、変革するには相応の代償が伴う。
思い切って方向性を変えて《縞痕のヴァロルズ/Varolz, the Scar-Striped》と《復活の声/Voice of Resurgence》を使った粘り強いアグロデッキにするとか、《ロッテスのトロール/Lotleth Troll》と《孔蹄のビヒモス/Craterhoof Behemoth》のようなもっとコンボに寄せて構築するというのもあるかもしれない。
どちらにしても《未練ある魂/Lingering Souls》は必要なようにも見えるが、結局いらなくなるんじゃないかな。
来週にG/B/W Reanimatorを持っていくために準備をしよう。
《忌むべき者のかがり火/Bonfire of the Damned》や《オリヴィア・ヴォルダーレン/Olivia Voldaren》などを擁するジャンドが首を狙っているだろう。
《地の封印/Ground Seal》はメインに入る続けるだろうし、サイドからも追加されるだろう。
しかし、良いサイドプランがあれば、G/B/W Reanimatorはしっかり適応することが出来る。
もっとも大事なのは、サイドプランは何かを理解し、正しく実行すること。(ここにChrisの詳しい解説があるよ。http://www.starcitygames.com/article/26088_Four-Steps-To-An-Effective-Sideboard.html)
メタによって変わるであろうところは《悪鬼の狩人/Fiend Hunter》、《罪の収集者/Sin Collector》、《スラーグ牙/Thragtusk》、《復活の声/Voice of Resurgence》だろう。
《死橋の詠唱/Deadbridge Chant》はG/B/W Reanimatorに居場所を見つけるかもしれないが、その枠が見つけられない。
来週のシャーロットで私の対戦相手はスライムまみれになるだろうね。
誰がサポートとして出るかまだ決まってないけど、「Slime of the Show」は誰かはみんな知ってるだろ?
・スタンダードはG/B/W Reanimatorだけじゃない。え、そうなの?
先週末を思い返してみる。BBDと私は違うデッキを調整してた。BBDは《信仰無き物あさり/Faithless Looting》と《狂気の種父/Sire of Insanity》入り4Color Reanimatorを、私は準決勝で倒した相手であるWilliam Eadsのデッキと同系統のU/W/R Geistを。
もっとも私のは《ラル・ザレック/Ral Zarek》ではなく、《戦導者オレリア/Aurelia, the Warleader》や《雷口のヘルカイト/Thundermaw Hellkite》が《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft》と一緒に殴るような、よりアグレッシブな感じにしてだ。
また《変化/点火/Turn/Burn》じゃなく《戦導者のらせん/Warleader’s Helix》にしてたけど、これは間違いだった。
《戦導者のらせん/Warleader’s Helix》は良いカードだけど、《変化/点火/Turn/Burn》は無視できないほど魅力的だ。
アタッカーを0/1にしながら他のクリーチャーを殺せる。
《スラーグ牙/Thragtusk》の「戦場を離れたとき」を消して点火できる。
除去をケアした《静穏の天使/Angel of Serenity》に対しても「戦場を離れたとき」を消してやると、素晴らしいクリーチャー達がもう一生戻ってこなくなるってのもあるね。
残念ながら、このデッキは《高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fells》、《スラーグ牙/Thragtusk》、《狂気の種父/Sire of Insanity》に弱い―BBDのデッキにはそれらが全部入ってたんだ。
ニュージャージーではそれらのカードがそこそこプレイされているだろうと思ったから、このデッキはあきらめた。
しかし、だからこそ《ラル・ザレック/Ral Zarek》に行き着いたWilliamのデッキは良さそうだね。
彼はダメージを通す後押しをしてくれるし、《稲妻/Lightning Bolt》も打て、マナブーストまで出来て、最終奥義まで行けばおそらくそのゲームは勝てるだろうね。
おそらくそのゲームは勝てる・・・彼は紛れもなくイゼットだな!
・面白いカードの相互作用と週末からのストーリー
1回戦目で《予想外の結果/Unexpected Results》デッキに当たった。
予想外なことに、1ゲーム目で3度目の《予想外の結果/Unexpected Results》をプレイされ、彼は《至高の評決/Supreme Verdict》(1枚使用後)か《終止/Terminate》(こちらも1枚使用後)を捲らないと死んでしまうといった状態だ。捲れたのは4枚目の《予想外の結果/Unexpected Results》で、私は「予想外です」とか言っちゃったり。
結局その4枚目で《至高の評決/Supreme Verdict》が捲れて彼は生き残ってしまった。
マッチはスライムのおかげで勝ったわけだけど、1ゲーム目は本当に面白かったね。
3回戦目はWBGトークンのナイスガイに当たった。3枚もの《未練ある魂/Lingering Souls》と《イニストラードの君主、ソリン/Sorin, Lord of Innistrad》が襲い掛かってきたが、《静穏の天使/Angel of Serenity》を連打して勝ったったったwwww
2ゲーム目は超エキサイティンなゲームだった、というのも初手が土地3、《悪鬼の狩人/Fiend Hunter》2、《修復の天使/Restoration Angel》2というハンドだった。
悪鬼達を次々狩っていき、スピリットとワームをリムーブしつくし、1/3の群れと《修復の天使/Restoration Angel》2体で殴りきった。
土地2、《忌まわしい発掘/Grisly Salvage》、《根囲い/Mulch》という最高なハンドをU/W/R Flash相手にキープして、それぞれ捲れたのが、スペル5枚、スペル4枚だった。
Esper Reanimator相手に1枚の《罪の収集者/Sin Collector》が4枚もカードを奪い去っていったよ。カメラの前でね!
最後は決勝でOwen相手に《狂気の種父/Sire of Insanity》で捨てさせてもらった《静穏の天使/Angel of Serenity》を事前に墓地にあった《堀葬の儀式/Unburial Rites》でリアニするという大役をやってのけた。
この記事のはじめに、この週末についての素晴らしいこと(に加えてこのトーナメントに優勝したこと)に言及したが、まだこれがベストではない。
土曜の朝に少年が駆け寄ってきて、満面の笑みで私のサイドボードの記事に対してお礼をしてくれた。彼が言うには、すっっっごく役に立ったし、最終的にいいサイドボードの作り方を学べた結果がこのデッキをプレイした理由だという。
彼にはあとで彼のプレイマットにCedric PhillipsとBrian Braun-Duinと一緒にサインをしてあげたよ。(少年は僕のファンだって言うからね)
また、日曜日の勝利のあと、Facebookで山のようにメッセージをもらった。
いくつかはあるトーナメントで私のデッキをプレイして簡単に勝てたことなどをレポートしてくれ、私の記事やデッキが助けになったことを感謝したいといったものもあった。
こういった相互作用にはコンテンツを作ることや大会の遠征する価値がある。
我々が人の役に立ったり、ゲームを楽しめる手助けになっていることが分かれば、プレーヤーとしてもライターとしても励みになる。
もしパジャマを着てても、他がみんなミスったらそれでもスタンダードオープンを勝てるってことを忘れないことだ。
だれも止めやしないさ。
原文:http://www.starcitygames.com/article/26132_Victory-In-New-Jersey.html
コメント
楽しく読ませていただきました(笑)